8月29日から全国で上映中の『グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子』見てきました。決して泣かせにかからない淡々としたスタンスが素晴らしかったです。
あらすじ
車椅子生活を送る少年と頑固で不器用な父親が、ハンディキャップを乗り越えてトライアスロンに挑戦し、親子として真正面から向き合っていく姿を描いたドラマ。体が不自由で車椅子生活を送る17歳のジュリアンは、失業して久しぶりに帰ってきた父ポールとの時間を楽しみにしていたが、息子との接し方が分からないポールは口をきこうとしない。そんな父の態度に不満を募らせるジュリアンは、若き日の父がトライアスロンの選手だったことを知り、自分もトライアスロンに挑戦することを決意。トライアスロンの中でも最難関とされるアイアンマンレースに出場することを決め、反対する両親を説き伏せて父とのチームを結成する。無謀にみえるジュリアンとポールの挑戦は、やがて周囲の人々も巻き込み、夢に向かって一丸となっていく。
決して泣かせにかからない淡々としたスタンスが素晴らしい
それぞれに問題を抱える家族が助け合い、過酷なレースを共に乗り切っていくドラマだが、無理に泣かせようとする展開や、おしつけがましい演出がなく、ドキュメンタリータッチで描かれています。
肝心のレースでもはまるで観客がジュリアンとポールに“伴走”してレースに参加しているような気持ちにさせてくれます。パリ・オペラ座のエトワールと称される最高位のダンサーの裏側を題材とした『エトワール』など、ずっとドキュメンタリーを撮っていたニルス・タヴェルニエ監督ならでは。
美しい景色
ジュリアンとその家族が暮らす舞台は、フランスのアヌシー地方。背景のアルプスの山々が息をのむほど美しく、清澄な空気感がスクリーンを通り越して観客にまで届いてくるよう。
自爽やかな感動的なストーリーにさらに爽快感を加えてくれます。
ここぞという時のシガー・ロスがずるい
ずっと過度な演出が無く淡々ときたところで、クライマックスのアイアンマンレースのゴール目前、感情の高まりとともに絶妙のタイミングで「Hoppipolla」が流れ、映画に深い余韻を与えている。
『グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子』基本情報
タイトル
・グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子
原題
・De toutes nos forces
フランス公開日
・2013年11月17日
日本公開日
・2014年8月29日
リンク
・公式サイト:http://greatdays.gaga.ne.jp/
・IMDb:http://www.imdb.com/title/tt2454430/
監督
・ニルス・タベルニエ
製作
・フィリップ・ボエファール
・クリストフ・ロシニョン
製作総指揮
・イブ・フランソワ=マシュエル
脚本
・ニルス・タベルニエ
・ピエール・レイジュー
・ローラン・ベルトーニ
撮影
・ローラン・マチュエル
美術
・ジャン=ミシェル・シモネ
編集
・ヤン・マルコール
音楽
・バルディ・ヨハンソン
キャスト
・ジャック・ガンブランポール
・アレクサンドラ・ラミークレール
・ファビアン・エロージュリアン
・パブロ・ポーリーヨハン
・グザビエ・マシューセルジオ
予告編
・https://www.youtube.com/watch?v=6XNH7CikfUs
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